代表理事ご挨拶

今の豊かな社会は、先人たちが汗を流し、知恵をしぼり続けてくれたおかげで成り立っています。

しかし現代の子どもたちは、社会の成り立ちや先人の思いに触れる機会が減り、「いきなり大人の世界に出て、現実とのギャップに戸惑う」ことが少なくありません。

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私たち現役世代の役割は、先人から受け取ったバトンを、現代の言葉に翻訳して子どもたちに渡すことだと考えています。

スポーツや体験活動を通じて、ルールを守る大切さ、他者への敬意、挑戦する勇気を伝えること。それが、未来の社会を守ることにつながると信じています。

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一方で、核家族化が進み、今の子どもたちを取り巻く大人は「親と先生、そして限られた習い事の先生」に偏りがちです。

本来、子どもは多様な大人との関わりの中で、「自分はどう考えるのか」という軸を育んでいきます。この「人との関わりの格差」こそ、解消すべき体験格差の一つだと考えました。

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そこで私たちは、無料の「かけっこ教室」を、ただ走り方を学ぶ場ではなく、「街の公園」のような体験プラットフォームに位置づけています。

親でも先生でもないけれど、真剣に向き合ってくれる大人たちがいる。困ったときに相談できる場が街の中にある。その安心感が、子どもたちの自尊心と生きる力を育てます。

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さらに、協会の活動の土台には、鍼灸整骨院ひまわり北久里浜院、鍼灸整骨院ひまわり衣笠院、訪問マッサージ、訪問鍼灸、訪問カット事業で培ってきた「安全と健康管理のノウハウ」があります。

骨折や脱臼、捻挫などの外傷や、交通事故によるむち打ち、腰痛などを日々診ている立場から、子どもたちがケガをしにくい体作りや、万が一の際の適切な対応まで含めてサポートできるのが、私たちの強みです。

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私たちが目指すのは、営利目的のスクールではなく、誰もが無料で訪れられる「現代の寺子屋」「街の公園」のような存在です。

この取り組みをきっかけに、「自分たちの地域でもやってみよう」という団体が全国に増え、子どもたちを支える大人の輪が、日本中に広がっていくことを願っています。